2017/01/31 15:21

こんにちは!

ON YOUR MARK COFFEEです。

今回からしばらく 「コーヒーの保存」 について記事にしていきたいと思います!

このコーヒーの保存についてなんですが
販売サイトを立ち上げる前から非常にお客様からの質問が多く、コーヒーを飲む方はかならず一度は調べる事柄のようですね。
WEBで検索しても検索候補の上位にかならず挙がってきます。


なるべく詳しく説明したいと思うのですが
まずは結論を先にお伝えしたいと思います。

◆コーヒー豆の保存のコツ◆

・原則、少量を短期間で飲み切る
・密閉できる容器に保存する。
・10日以内で飲み切れるなら冷暗所で、それ以上かかる場合は冷凍にて保存する





◆なぜ保存が重要なのか?◆

なぜここまでコーヒーの保存についてコーヒーを飲まれる方の関心が高いかというと
焙煎豆の大前提なのですが

「コーヒーは鮮度がすべて」

ということなのです。ホントこれがすべてです。
大手メーカーの焙煎、量販店の販売ではこの点に限界があるから私は自家焙煎を始めました。
スーパーやチェーンの喫茶店で売られているコーヒーは焙煎から1か月以上経過していることはざらです。
大抵の場合は「窒素ガス充てん」というパッケージ処理がされており、酸素の劣化の心配はまず無いのですが

常温に下がっていても コーヒー豆の焙煎(風味の変化)は進んでいます。
焙煎からお客さんの手に届くまで時間がかかってしまう点が大手ロースターの弱点です。

「ドリップしたら粉が膨らまず、陥没したような形になってしまった。」
なんて経験ありませんか?



小規模の自家焙煎のコーヒー屋さんの強みはこの「鮮度」にあります。



コーヒー豆も食料品である以上、”鮮度”は避けて通れません
誤解をおそれずに例えるなら ”炊いたお米です”
炊く前のお米は数か月もちますが、炊いたお米は常温で1か月もつでしょうか?


言い換えれば”毎日飲み”にあった価格のコーヒーでも、この鮮度の点をクリアできれば
間違いなくかけた費用に対するコーヒーの味のクオリティは上がります。
とても重要なことなのです。



◆コーヒーの鮮度って?◆

コーヒーの鮮度ですが

①焙煎してからどのくらい経っているのか
②どのような環境で保管しているのか

この2つが大事になってきます。

①については「買ってからすぐに飲む」と誤解されがちですが
買った豆がそもそも焙煎したてなのか、も大事です。

コーヒー豆は焙煎後2~3日ほどで炭酸ガスの放出が落ち着き
コーヒーの味のピークを迎えます。
その後、2週間ほどかけて炭酸ガスが抜けていき同時に風味の劣化も進みます。


②についてが「コーヒーの保存」の本題です。
これを説明するにはコーヒーの味の劣化の原因を知る必要があります。




◆コーヒーの味を落とす原因って?◆

大きく分けて 4つ あります。

①湿気(水分)

湿気の多い夏場、特に梅雨時には注意が必要です。粉の場合は表面積が大きいため影響も大きくなります。


②酸素

酸素もコーヒーの劣化を進めます。が、家庭で効果的なレベルまで酸素を除去することはほぼ不可能です。
酸素の残留率が0%から1%の間でコーヒーの劣化速度は10倍近く差があると言われます。

③温度

この温度がコーヒーの保管において特に重要です。
コーヒー豆は常温に温度が下がっても厳密には”焙煎途中”です。豆の内部では焙煎による味の変化が進んでいます。



④光(紫外線)

これは感覚としてわかりやすいのでは無いでしょうか?
紫外線はコーヒーの風味の劣化を加速させます。窓際などの直射日光は避けましょう。



長々となってしまったので、今回は一旦ここで記事を終わりにします。
次回は最初に記載した「コーヒー豆の保存のコツ」について詳細を記事にしたいと思います!