2017/02/05 15:54

こんにちは!

ON YOUR MARK COFFEEです!

今回のテーマは”コーヒー豆を挽く”です。
新鮮なコーヒーであれば粉で買っても問題ありませんが、『挽きたてコーヒー』というキーワードにも心惹かれるので無いでしょうか?


◎今回の記事の内容◎
◆美味しいコーヒーの3たて
◆コーヒーミルについて
◆ミルを選ぶ際のポイント



前回の記事で ”鮮度” というお話しをしましたが
美味しいコーヒーを飲むための ”3たて” ってみなさんご存知ですか?


◆美味しいコーヒーの 3たて ◆

・煎りたて
・挽きたて
・淹れたて

…この三つです。

”煎りたて”はコーヒー屋さんの仕事ですね。常に新鮮な焙煎したてのコーヒーを用意することが自家焙煎店の大きな使命です。
どんなに良い豆でも鮮度を落としてしまえばおしまいです。
焙煎日を見て、煎りたての新鮮な豆を買うようにしましょう。

”挽きたて”が今回のブログテーマですね。
「いかに鮮度を保つか」というのは「いかに豆の酸化を抑えるか」という事に他なりません。
できるだけ豆の状態で保存して、抽出する直前に豆を挽く、このためにコーヒーミルが必要になります。

”淹れたて”は分かりやすいですね。そのままです。
コーヒーを淹れたらできる限り早めに飲みましょう。


◆コーヒーミルについて◆

コーヒーミルもいくつか種類があります。
メーカーも多種多様ですが、今回はカリタ製を比較したいと思います。

①ブレード式ミル

※画像はKalita CM-50です。

ミキサーやフードプロセッサーのような2本の刃が回転し、コーヒー豆を粉砕するタイプのミルです。
手軽で安価ですが、おすすめはしません。理由は後述します。


②グラインディングミル
 
※画像はKalita KH-3、Kalita セラミックミルC-90です。

クラシックな手動ミルというとこちらがイメージとして沸くのではないでしょうか?

臼のような歯が二つ組み合わさったような構造のミルです。
”すりつぶして”粉砕する原理のコーヒーミルです。
味を落とす原因となる微粉が出づらいという長所があります。
一方でメッシュ(豆の挽き目)がばらつきやすい、摩擦熱が出やすいという弱点があります。   


③カッティングミル   

※画像はKalita NEXT G(AG)です。

こちらは喫茶店でみかけることの多いタイプのミルですね。
先ほどのブレード式ミルも厳密にはこのカッティングミルに分類されます。
二本で一組の金属のロールが互いに噛み合う形で鋭い刃を持っていてコーヒー豆を切断するような形で粉砕します。
長所としてはメッシュ(豆の挽き目)が均一になりやすく、摩擦熱が出づらい点が挙げられます。
微粉が出やすい点と、コストがかかる点が弱点です。


◆ミルを選ぶ際のポイント◆

ミルを選ぶ際のポイントは 4つ です。

①メッシュがばらつかないこと
②熱を発生させないこと
③微粉を出さないこと
④抽出の方法にあったメッシュであること

ミルのタイプ別の特徴をまとめると、次のような形になります。


★コーヒーミルの性能比較



ミルの購入にはグラインドミルかカッティングミルをおすすめします
ブレード式ミルは安価で手ごろではありますが、メッシュのコントロールが利かない点がかなり厳しいところです。
刃の回転時間によってメッシュをコントロールするのですが、感覚に頼る形なので安定しません。

グラインドミルは十分な性能をもっています。
家庭用の電動ミルでは主流のタイプなのでメーカーも多く、性能差もかなりばらつきがあります。
カリタ、メリタ、デロンギなどの大手メーカーの方が購入後のフォローという点で安心かもしれません。

総合的な性能で言えばカッティングミルに軍配が上がります。
また、カッティングミルは刃の取り外しが容易で、メンテナンス性が高いです。
ただし3~5万程度のコストはかかってしまうので、予算面で注意が必要です。




いかがでしたでしょうか?
次回は挽き目による味の変化についてお伝えしたいと思います。
それでは!